いぼ痔ってどんな痔?

目次

いぼ痔(痔核)は、一番患者さんが多い痔です。

良性疾患(ガンにはならない疾患)ですが、
症状が進むと、痛みや出血などの不快症状が
ひどくなり、生活に支障をきたしてしまいます。

お尻の構造

お尻の中には、括約筋という、
肛門を閉じるための筋肉があります。
括約筋の外側は、
血管が網の目のように張り巡らされていて、
それがクッションの役割をしていて、
肛門は、お尻の括約筋と、
クッション部分の両方があって、
ピッタリと閉じられるのです。
このクッション部分が、激しい運動や、
長時間座りっぱなしなどで、
うっ血したり、伸び縮みしたりを経て、
“痔核”と呼ばれる、
コブのようなものができる症状が「いぼ痔」です。

内痔核と外痔核

図の白い波線の部分、あえて色分けしてますが、
この部分が「歯状線」と言われていて、
粘膜(腸に続く部分)と皮膚の境目です。
この歯状線よりも上は、
痛みを感じない部分なのだそうです。
そして、この歯状線を境にして、

・歯状線からにできたいぼ痔=内痔核
・歯状線からにできたいぼ痔=外痔核

に分けられています。
ここでは主に、内痔核について、ご説明いたします。
ちなみに内痔核が進行すると、
外痔核も伴うようになるのだとか…怖いです。。